日本NCR健康保険組合

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検査項目・こんなことがわかります

検査項目・こんなことがわかります

  • ※1:印は生活習慣病健診のみの検査項目です。
  • ※2:標準値は医療機関により異なります。
  • ※3:個人差もあり基準値を外れていても日常生活上、問題ないものもあります。医師の指示に従いましょう。

身体計測

検査項目 標準値 備考
BMI (body mass Index) 20.0~24.9 体重kg÷(身長m×身長m)で求められる体格指数のことです。
統計的に、BMI指数が22前後の人が最も病気になりにくく、死亡率も低くなっています。
腹囲 男 85cm未満
女 90cm未満
へその高さで測定し、内臓脂肪の蓄積を調べます。
視力検査 1.0以上 ものを見る力(2つの点を見分ける力)を測定します。
聴力検査 4000Hz・1000Hz 一定の高さの音を聞き取る力を測定します。

X線検査

検査項目 備考
胸部X線検査 肺がんや肺炎などの肺の病気や、胸郭、胸膜、肋骨、および心臓の異常を調べます。
胃X線検査 胃や十二指腸の粘膜を造影剤(バリウム)を飲んで映し出し、ガンや潰瘍、ポリ-プ等の有無を調べます。

尿検査

検査項目 標準値 備考
ウロビリノ-ゲン ± 主に肝機能障害があるとき陽性となります。便秘、疲労などで陽性になる事もあります。
潜血 -・± 尿路系(腎臓・尿管・膀胱・尿道)での出血の有無を調べます。一過性のものもあります。
蛋白 腎疾患のある場合に陽性となります。健康な人でも過激な運動、発熱時、生理前などで陽性になる事があります。
血糖値とあわせて糖尿病について調べます。
便潜血検査(2日法)   便に混じる血の有無をみて、大腸の疾患(ポリ-プ・ガン等)を調べます。
心電図   心電図で描かれた波形から、心臓障害、心筋の異常、冠動脈硬化などの有無が分かります。

血液検査項目とその基準値

  • ※1:印は生活習慣病健診のみの検査項目です。
  • ※2:標準値は医療機関により異なります。
  • ※3:個人差もあり基準値を外れていても日常生活上、問題ないものもあります。医師の指示に従いましょう。

血液一般検査

検査項目 略号 標準値 備考
赤血球数 RBC [男]
412万~554万個/mm3
[女]
368万~491万個/mm3
体内の組織に酸素を運び炭酸ガスを肺に排出します。多すぎると多血症を疑います。少ないときは貧血や出血が疑われます。
白血球数 WBC 3500~9000個/mm3 体内に侵入する細菌等を駆除したり、免疫機能により生体を防御する働きがあります。細菌やウイルス感染、喫煙、運動、ストレス、炎症で増加し、少ないと抵抗力が低下します。
ヘモグロビン
(血色素量)
Hb [男]
13.6~17.4g/dl
[女]
11.3~15.1g/dl
赤血球の中に含まれる酸素を運ぶ成分で、貧血の際に減少します。
ヘマトクリット
(赤血球容量)
Ht [男]
41~51%
[女]
34~45%
血液は、固形成分の血球と液体成分の血漿を大別でき、Ht値は血液中の血球の割合を示します。貧血があると低下し、多血症の時は増加します。
血小板数 PLT 13.1万~36.5万個/mm3 血小板は血液中の血球成分の1つで、傷ついた血管壁に付着して出血を止める働きをします。血小板は止血機能を評価する検査として位置づけられてきましたが、最近では血液疾患だけではなく感染症、肝疾患、膠原病などの総合的な判断の指標となっています。

血液生化学検査

検査項目 略号 標準値 備考
グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ GOT ~35 IU/l GOTは体蛋白質の構成に関係する酵素。心臓、肝臓、骨格筋の病気の手がかりとなります。GPTと組み合わせて判断。肝機能の低下で値が上昇し、GOTのみ上昇している場合は、心筋梗塞が疑われます。
グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ GPT ~40 IU/l GOTと同じく体蛋白質のアミノ酸造成促進酵素。肝細胞の変性に敏感に反応し肝機能の異常の早期発見に役立ちます。GOTに比べてGPTが高いときは肝障害が考えられます。
アルカリホスファターゼ ALP 115~310 IU/l 肝臓、胆管、骨、腎臓、腸粘膜などにある酵素。これらの器官が異常なとき血液中に多く出てきます。
乳酸脱水素酵素 LDH 115~230 IU/l 肝臓、腎臓、心筋、骨格筋、脳に多い酵素。血清中に多く出てきたら、これらの器官の病気が疑われます。
クレアチニン CRE [男]
0.6~1.1mg/dl
[女]
0.5~0.9mg/dl
腎臓から尿に排泄される老廃物の一種で、腎機能の測定に用いられます。
ガンマーグルタミールトランスペプチターゼ γ-GTP [男]
~60 IU/l
[女]
~35 IU/l
主に肝臓に含まれている酵素で、肝臓や胆道に障害があると血液中に増加します。特に脂肪肝やアルコールの飲みすぎで高値を示す特徴があります。
総ビリルビン T-Bil 0.2~1.2mg/dl 赤血球が分解されてできる色素で、大部分は、肝臓から胆道を通って尿や便に排出されます。黄疸の程度を見ます。体質により高くでる場合があります。
血清総蛋白 TP 6.5~8.3g/dl 血液中にはアルブミンやグロブリンなどの蛋白があり、からだの働きに重要な役割を果たします。肝臓や腎臓の障害により、からだの代謝に異常があると、蛋白の合成や分解などが変動し、総蛋白も増減します。
血糖 BS 空腹時70~109mg/dl 血液中のブドウ糖はからだの大切なエネルギー源です。インスリンの働きで食後に血糖値が上昇しても一定に保たれています。糖尿病でインスリンの作用が不足すると血糖値は上昇します。
ヘモグロビンA1c

HbA1c

NGSP国際標準値

4.6~6.2% 過去3週から6週の血糖の状態を検査する。空腹時血糖が正常でもHbA1cが高値ならば精密検査が必要です。
尿酸 UA [男]
4.0~7.0mg/dl
[女]
2.5~7.0mg/dl
たんぱく質が分解・吸収された後の老廃物の一種で、腎機能の排出力の低下や尿酸のもとになるプリン体の過剰摂取で血液中に増加します。関節に沈着し痛風を、腎臓に沈着して腎障害を、慢性的に尿酸値が高いと動脈硬化を引き起こす危険性があります。
HDLコレステロール HDL-C 40mg/dl以上 動脈壁に付着したコレステロールを、再び血液中に洗い出す働きがあるため善玉コレステロールと呼ばれます。これが高いと動脈硬化に予防的に働き、これが低いと動脈壁へのコレステロール沈着は増え動脈硬化を促進させます。
LDLコレステロール LDL-C 139mg/dl以下 悪玉コレステロールと呼ばれ、多すぎると血管壁に付着し高血圧、動脈硬化、心筋梗塞などを引き起こします。
中性脂肪 TG 50~150mg/dl 高カロリー食やアルコールの過飲酒などで過剰に摂られたエネルギーは中性脂肪として貯蔵され、皮下脂肪や肝臓に蓄えられます。これが増えすぎると、内臓脂肪や脂肪肝の原因となります。

血液生化学検査

検査項目 略号 標準値 備考
C反応性蛋白質試験 CRP 陰性(-)
〔定性法〕
0.5以下
〔定量法〕
体内に炎症(リウマチ熱、細菌感染など)があると血液中に現れる蛋白質(C反応性蛋白)の量を測定する検査です。急性の炎症があると高くなります。

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